Kaori's Gallery
彫金ではなく鋳金。つまりブロンズ像などと同じで型を作り銀を流し込むという制作方法です。
彫刻の型はほとんどが粘土ですが、ジュエリーの場合ロウを使います。
ロウにも色々な種類がありますが、私の場合ハードワックスを彫刻していくところから始めます。
このロウの段階の作業がすべてにかかってくるのです。
細い曲線の部分も一気に固まりから作って行きます。

そのロウを石膏で固め暖めます。
ロウは熱により溶け出し形に削った、ロウの形の部分だけ石膏の中で空洞になるんです。
その空洞へ970度位に溶けた銀を一気に流します。
冷めたら石膏を割り、中の銀を取り出します。
磨いて完成です。

型と言っても最後は壊してしまうのでこの段階では1個しか出来ません。
この段階でも、パーツ同士を付けたりはしないのが私の自分への挑戦。
ハードなロウを削るのが大好きです。
どこまで削り出
せるかが制作意欲を増させます。

Kaoriさんの制作工程




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ハードワックス(ロウの固まりです)

ワックスを削ったり彫ったりして
表面をなだらかにします

最後の磨き仕上げで完成です

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